エロい官能小説-無料

20歳の愛人・多恵の軌跡-p11

18年ぶりの同級会は賑やかだった。同級生のほとんどが出席し、思い出話に花が咲いた。同級生が抱き合って再会を喜ぶ様は、同級会ならではの光景だった。

先生を囲んでの歓談が一息ついた頃、仲の良かった者同士が自然と集まり、何組かのグループに分かれて話しこんでいた。

『おおう・・・多恵ちゃんじゃないか?18年ぶりの再会だな・・・』

多恵が仲の良かった、女友達と話を弾ませていると、一人の男が話に加わって来た。

『多恵ちゃん・・・俺だよ・・・・三浦だよ』

『ああ・・・三浦さん・・・随分久しぶりですね、お元気でしたか?』

『あれから18年も経ってるが・・・俺は多恵ちゃんの名前と顔はすぐ分かったよ・・・・』

多恵は三浦の事を思い出した。中学3年の時に付き合って欲しいと手紙をくれた男だ。
が、多恵が返事を出さなかった事も思い出した。

『俺、付き合って欲しいと多恵ちゃんに手紙を出したんだけど・・・多恵ちゃんに無視されたんよ・・・』

『多恵ちゃんにラブレター出したの?多恵ちゃんは美人だから、あんたなんかに見向きもしないわよ・・・私にラブレターくれていたらすぐ付き合ってあげたのに・・・残念ね!三浦さん』

傍に居た女友達が言った。そこに居合わせた全員が大笑いした。

『三浦さん・・・それは作り話でしょ?私、三浦さんから手紙受取ったこと無いよ・・・・私が手紙を見てたら、必ず返事を出していたよ!』

多恵は手紙を受取った事を覚えていたが、三浦を気遣って言った。

『本当だよ・・・俺、一生懸命書いたんだから、間違いないよ・・・・』

『多恵ちゃんのお母さんが、多恵ちゃんに隠したんじゃないの?』

女友達の一人が言った。

『それなら良いんだけど・・・俺は多恵ちゃんに無視されたと思って、がっかりしたよ』

『それじゃ、今日母に訊ねてみるわ。母がまだ持っていたら、今日ゆっくり読ませて貰うワ・・・・』

『いや・照れくさいよ。お母さんが、捨ててくれてる方がいいよ・・・』

『多恵ちゃん、三浦さんの手紙があったら私にも見せてね・・・・・』

女友達が言うと、また、大笑いになった。


同級会も終わり、三浦が多恵を送って行くと言った。帰り道は途中まで一緒の方角だったので、二人は並んで歩いた。

『多恵ちゃんは、今、子供、何人?』

三浦が聞いた。

『私は、いないって言うか、私はまだ独身だから・・・・・』

『エエエ、多恵ちゃん、独身?多恵ちゃんは美人だから、とっくに結婚してると思ってたよ・・・・・』

『三浦さんは、子供は?』

『イヤ・・・俺も独身なんだ、多恵ちゃんみたいな美人に出会えないんだよ・・・・・・多恵ちゃんがOKしてくれたら、俺、すぐ多恵ちゃんと結婚するよ・・・・ハハハ・・・本当だよ!』

『まあ・・・お上手を言ってェ・・・』

『ところで、多恵ちゃんは今東京に勤めてるんだよネ?』

『うん、東京』

『俺、東京へはよく出張するから、今度東京で会おうよ?・・・・・そして独身同士で、食事をしようよ?』

『うん、いいわね。・・・・・三浦さんは地元で働いているの?』

『うん、地元のテレビ局で働いている。仕事の関係で東京へは、よく行くんだ!』

多恵はスマホの電話番号とメールアドレスを三浦と交換した。



翌日、多恵は一日中、母と一緒に過ごし、翌々日、東京に戻った。久しぶりに訪ねた故郷は懐かしく、母と長い間話が出来たのも嬉しかった。ただ、全ての女子同級生が結婚して、家庭を築いている事に焦りに似たものも覚えた。の

【私は今の生活を続けていいのだろうか?何とかするべきなのに・・】

多恵にまた、今の生活に対する疑問が湧き上がった。


多恵が東京に帰ってから、約2週間が過ぎた頃、三浦からメールが届いた。

11月の20日に東京へ出張するから、その日の夜は是非空けておいて欲しいとのメールだった。料理の美味しい店があるから、一緒に食事をしようとの誘いであった。

多恵は、すぐ了解のメールを三浦に返した。

同級生だし、まだまだ、積もる話はたくさんあるし、自分に好意を持ってくれていた三浦と会うのは楽しみだった。
ただ、今の生活を訊ねられる事が大きな心配だった。

【人に訊ねられても、きちんと返事ができる生活をしなければならない。今の暮らし方は、誰にも話す事ができない】

多恵はあらためて悩んだ。

【でも、お母さんは、このお陰で助かったのだ。今も元気だし・・・・】

多恵は自分を慰めるように、言い訳をした。


11月20日の朝、三浦から今夜7時に会おうと言うメールが届いた。三浦の宿泊するホテルのロビーで会い、そのホテルのレストランで一緒に食事をしようとの誘いだった。そのホテルの住所と、地図が添付されていた。

多恵は久しぶりにウキウキとした気分になった。着て行く洋服をどれにするか、弾みながら選んだ。


7時ちょっと前に多恵がホテルに着いた時、もう三浦はロビーで待っていた。
背広にネクタイをきちんと着用した三浦が、多恵に逞しく映った。

『やあ・・・多恵ちゃん、来てくれたんだね。ありがとう。・・・俺は、中学の時の手紙のように、また、無視されるんじゃないかと、心配だったよ・・・』

『多恵は、ちゃんとメールで返事出したでしょう?』

『うん、貰った、でも、中学の時に出した俺の手紙を無視されたのは俺には大きなショックだったからね!・・・・』

『ごめんなさい。私が悪かったのね!、許して三浦さん・・・』

『いいよ、いいよ、もう昔のことだから。今日、多恵ちゃんが来てくれて・・・・こっちの方が嬉しいよ・・・・』

『良かった。多恵も今日三浦さんに会えてうれしい・・・・』


『このホテルには、洋食、和食、鉄板焼き、てんぷら、お寿司、中華とあるけど・・・多恵ちゃんは今日何を食べたい?』

三浦はこのホテルを常宿にしているようで、ホテル内のレストランを熟知していた。多恵が鉄板焼きを食べたいと言うと、三浦は慣れた足取りで鉄板焼きのレストランへ多恵を案内した。

目の前で料理をしてくれる鉄板焼きは、とても美味しく、多恵は久しぶりに、落ち着いて鉄板焼きを楽しんだ。

食事のあと、三浦はホテルのバーに多恵を誘った。多恵はカクテルを飲みながら、三浦との会話を楽しんだ。やはり同級生はいいもんだと多恵は思った。気を使う必要もなく、何でも話し合える雰囲気に多恵はリラックスできた。

三浦は多恵のしている仕事だとか、生活状況などは全然話題にしなかった。これが多恵には助かった。

三浦はもっぱら中学時代の思い出話に熱中した。二人に共通した話題も多く、懐かしさがこみ上げてくる話題は、二人を更に近しい間柄にしていった。


『初恋の人と、今、こうして一緒にいるなんて夢みたいだなぁ・・・・・・』

三浦が突然、話題を18年前の話題に切り替え、感慨深そうに言った。
『その後、三浦さんはガールフレンドを作らなかったの?』

『俺は、多恵ちゃん一辺倒だったからなぁ・・・俺には、他の人が目に入らなかったんだよ、きっと・・・・・』

『三浦さん、ありがとう、そんなに思って頂いて・・・これからもよろしくネ』

『俺は多恵ちゃんが好きだったからなあぁ・・・・・・18年も経って、こうして多恵ちゃんと一緒にいるなんて奇跡に近い幸せだよ・・・本当に』

『東京に来られる時は、また、連絡頂戴ね・・・また会いましょうね?・・・・』

『勿論だよ!また会って、一緒に食事をしようよ・・・・俺は多恵ちゃんと会えなかった18年のブランクを埋め戻すんだ!』

多恵は、まだ三浦が好意を持ち続けてくれている事が分かり、有りがたく、また、嬉しかった。

『あ、もう11時だ、多恵ちゃんはもう帰らないといけないね?』

三浦が気を使った。

『うん、もう30分一緒にいましょう。多恵は11時半にここを出れば大丈夫だから・・・・』

その後、30分が過ぎようとしても、二人の会話は終わりそうに無かったが、11時30分過ぎに、多恵は三浦と別れ、マンションへ向った。

〔 1 〕 〔 2 〕 〔 3 〕 〔 4 〕 〔 5 〕 〔 6 〕 〔 7 〕 〔 8 〕 〔 9 〕 〔 10 〕
〔 11 〕 〔 12 〕

エロい官能小説メニュー

エロい官能小説-無料




inserted by FC2 system