官能小説-橘家の想定外の官能的な日常

↓官能小説 橘家の想定外の官能的な日常 の各ページのご案内↓
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-1
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-2
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-3
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-4
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-5
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-6
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-7
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-8
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-9
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-10
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-11
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-12
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-13
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-14
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-15
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-16
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-17
官能小説 橘家の想定外の官能的な日常-18

官能小説-橘家の想定外の官能的な日常-p3

里香が石川県に設立したホテルへ転勤してから、2ヶ月が過ぎた。義男と里香はメールでの連絡は取り合っていたが、会った事は無かった。
そんな折、義男は社長の娘の久美から、飲みに連れて行って欲しいと3度目の申し込みをされた。過去2回の申し込みは都合が悪いと断ったが、3度目になると無碍に断る事ができず、小奇麗な居酒屋で会う事にした。

『染矢さん、今日は私の誘いを受けてくださり、ありがとうございます。2回も断られた時は久美は本当に悲しかった・・・・』
『すみません・・・ちょっと都合の悪い事があったもんですから・・・』
久美は義男より3歳年下の23歳だったが、社長の令嬢と言う事で、義男にも多少の気遣いがあった。
『私のデートの申し込みを断ったのは染矢さんだけよ・・・・やっぱり細川理恵さんがいるからでしょう・・・・』
『ええ!細川さん!どうして橘さんが知ってるんですか?』
『知ってるわよ・・・・社員の誰もが知ってるんじゃないの・・・・二人の関係は。有名よ!』
『ええ!深い付き合いはしていませんよ・・・単なる友達ですから・・・』
義男は惚けた。
『ええ!本当?じゃ久美が染矢さんの彼女に立候補してもいい?』
『勿論です。が、社長のお嬢さんですから・・・僕なんかとは身分が違い過ぎますから・・・・』
『やっぱり、細川里香さんが居るからでしょう?』
『そんな事はありませんが・・・社長に怒られますよ・・・僕なんかと付き合うと・・・・』
『父は久美が説得するわ。父は久美の願いを聞いてくれると思う』
『僕の方も怖いですよ・・・・社長に怒られるんじゃないかと・・・いつも心配していなければなりませんから・・・・』
義男はワンマンな社長を心底より恐れた。

『細川里香さんが東京に居た時は、久美は遠慮してたのよ・・・久美は入社してすぐ染矢さんが好きになったけど、細川さんが居たからねぇ・・遠慮してたの・・・でも細川さんは石川県に転勤したし、染矢さんが言うように、細川さんとは深い付き合いでなく、単なる友達なら、久美は改めて染矢さんの彼女に立候補するわ、いいでしょう?』
久美は社長の娘だと言う事を鼻にかける事も無く、傲慢な女ではなかった。むしろ、謙虚で控えめな、しおらしい女性だった。
義男は1年も前から、自分を思い続けてくれた久美のしおらしさを愛しく思った。が、実際は里香との事が大きな心配だった。
『時々今日のような飲み会を持つ友達になりましょうか?』
義男が苦肉の策で考え出した妥協案だった。
『いいわよ・・だけど久美がデートを申し込んだら拒否しちゃぁダメよ、悲しすぎるから・・・・2回も断られた時は、久美は本当に泣いたんだから・・・・』
義男は久美の自分に対する思いが並大抵のものじゃないと思え、苦悶材料が増えた感じがした。
義男は久美の素直さには好感が持て、話していて、楽しい時を過ごす事ができる女性だった。

3日後、義男にまた会いたいと言うメールが久美から入った。3日前に会ったばかりなのに、また会いたいとは、久美が義男に恋心を持っているからと思え、義男の苦悩が倍増した思いだった。

『今日から染矢さんの事を義男さんと呼ばせてね?・・・そして、義男さんは私の事を久美と呼んでね?いいでしょう?』
居酒屋で座った途端久美が言った。
義男は久美に先手を取られたような気分になった。が、断る事も出来そうになかった。
『二人になった時だけですよ!会社では使っちゃダメですよ・・・・』
『久美は会社でも使いたい呼び方だけど、義男さんがダメと言うんなら、会社では染矢さんと呼ぶ・・・』
『間違えないように使い分けてよ、久美ちゃん?』
『ダメ、義男さん。久美ちゃんはダメ。久美って呼んで・・・・久美は義男さんと呼ぶの・・・義男さんは先輩だから、さんをつけるの・・・』
『久美ちゃんがそれで良いのなら久美と呼ばせて貰うことにする・・』
『うん、いいの。久美もその方が嬉しい・・・・』
アルコールのせいで、久美の頬が少しピンク色になり、若々しい色気を醸し出していた。久美は色白で、スラリとした美貌の女性だった。

『義男さんは細川里香さんとキスした?』
アルコールが手助けするのか、久美が平然と義男に聞いた。
『キスなんかしていませんよ!』
義男がまたすっ呆けた。義男は単刀直入に聞いてくる久美に驚きを隠せなかった。
『本当!良かった、義男さんが細川さんとキスしてたらイヤだなあと思ってたから・・・・』
義男は人を疑わない久美に、少々驚いたが、純粋な23歳の女性だと感心もした。
『義男さんと最初にキスするのは久美なんだから・・・・義男さんも覚えておいてよ・・・・久美の切なる願いなんだから・・・・・』
義男は逃れる事の出来ない環境に追い詰められていく自分を感じると共に、里香の事が気になった。
【俺に比べると、久美は純粋だ。イヤ、純粋過ぎる。久美と付き合う為には、俺も純粋にならなければ・・・・だけど、里香との過去を消し去る事はできない・・・・純ではないが、隠し通す以外に方法は無い・・・】
義男は純粋な久美を見るにつけ、嘘をつき続けなければならない事が苦しくなった。

丁度そんな折であった。仕事中に社長の橘勝一が倒れ、救急病院に搬送された。病名は脳梗塞だった。

〔 1 〕 〔 2 〕 〔 3 〕 〔 4 〕 〔 5 〕 〔 6 〕 〔 7 〕 〔 8 〕 〔 9 〕 〔 10 〕
〔 11 〕 〔 12 〕 〔 13 〕 〔 14 〕 〔 15 〕 〔 16 〕 〔 17 〕 〔 18 〕

エロい官能小説メニュー

現在エロい官能小説-無料で作成済みの官能小説は下の通りです。

エロい官能小説が提供する官能小説をお楽しみください。

エロい官能小説-無料


著作権に関して
当サイト『エロい官能小説-無料』に記述している官能小説の著作権は管理者に帰属します。
『エロい官能小説-無料』内の全ての画像や文章を転載する事を禁止します。『エロい官能小説-無料』





inserted by FC2 system