官能小説-橘家の想定外の官能的な日常

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社長の橘勝一の脳梗塞は最悪の状況ではなく、一命は取り留めた。が、左半身が麻痺し、かなり長期間のリハビリが必要だった。
幸い、言語への影響は軽微で、意思の疎通に支障は無かった。
一人娘の久美の驚きようは異常なほどで、父の勝一が入院している病院の個室に連日泊り込み、看病を続けた。

二週間ほどして、父勝一の容態が落ち着くと、久美は会社に出勤し、義男にメールを入れた。久美は義男に甘え、慰めて貰いたい心境になっていたのだ。

久美はアルコールがメインではないレストランを指定し、義男と夕食を共にとる事にした。

『社長のご容態はいかがですか?』
席に着くなり、義男が聞いた。
『うん、不十分ながら話す事はできるので,コミュニケーションは大丈夫です。ただ、左半身に麻痺が残っているので、これからのリハビリが大変なようです』
『怖い病気のようだけど、何はともあれ、良かったよ・・・社長には完全に回復して頂いて、今まで通りの陣頭指揮をとってくださる事を願ってるよ・・・・』
『完全に回復するのは無理かも知れないけど・・・とにかく左の手足が動くようになって欲しいわ・・・』
『大丈夫ですよ。社長の事だから、必ず克服しますよ・・・・・』
『ありがとうございます。義男さんがそう言ってくださると、私も元気付けられるわ・・・』
『今も、久美は社長の病室に寝泊りしてるの?』
『久美も疲れたから・・・今日は自宅で休む積りにしてます。長期戦になりそうですから・・・・』
『どれぐらいの入院が必要なんですかね・・・・』
『先生は、三ヶ月ぐらいと言われていますが、も少しかかるかも知れません・・・』
『僕も社長のお見舞いに行きたいけど・・・僕の身分ではおこがましくて・・・・』
久美は義男の言葉に反応しなかった。いつも義男が言う身分が違うと言う言葉を久美は嫌いだった。
確かに平社員が社長を見舞う事は不自然と思えたが、久美は半身が麻痺している父の痛々しい姿を、義男に見せたくなかったのだった。

久美の疲れたような、沈んだ顔付きに、会話も途切れがちなり、重い雰囲気の夕食だった。
『義男さん、久美を自宅まで送ってくださらない?あまり遅くなりたくないから、飲みに行きたくもないし・・・だけど義男さんとも少し一緒に居たいから・・・・』
義男は久美が自分に対して、明らかに普通以上の感情を持っている事を悟らざるを得なかった。
【久美は新鮮で、美人で可愛い・・・・だけど、石川県へ転勤した里香との関係は残ったままだ・・・二股になってしまってはおおごとになる】
『いいよ、久美を送っていくよ・・・・』
義男は迷いながらも、久美の申し出を断ることは出来なかった。
『うれしい・・・』
久美が一瞬笑みを浮かべた。曇った久美の顔に、一瞬とは言え笑みが漂った事を義男は嬉しく思った。
レストランを出ると。久美は恥らう事無く、義男と腕を組んで自宅へ向った。


三週間後、義男は久美からメールを受取った。いつもの居酒屋でゆっくり飲みたいと書かれていた。
橘社長が脳梗塞で入院してから5週間が経過し、久美にも落ち着いた雰囲気が感じられるようになった。

『久しぶりね義男さん・・・・暫く会ってなかったわね・・・』
『そうだね、三週間ぶりだね。久美に元気が戻ってきているようで嬉しいよ・・・・社長の容態はどう?』
『落ち着いてる。もう大丈夫だと先生も言ってくださってる・・・ただ、これからのリハビリが大変みたい・・・・父が頑張ってくれるといいんだけど・・・・』
『社長のことだから、絶対大丈夫だよ。頑張り通すと思うよ・・・』
『苦しくないと良いんだけど・・・』
『大丈夫だよ。社長は積極的にリハビリに取り組むと思うよ・・・』
久美には父が入院した直後のような曇った顔は影を潜めていた。目には輝きが増し、溌剌とした、美貌の久美に戻りつつあった。

『今日はね、義男さんに大事なお話があるの』
久美が真剣な眼差しで言った。
『何なの?久美』
義男は久美の眼光に圧倒されそうだった。義男には、相当重要な話である事が容易に判断できた。
『父に会って欲しいの・・・・』
『お見舞いに行くと言う話?それとも別の話で?』
『私の結婚について、父と会って話して欲しいの・・・・』
『久美の結婚?』
『そう、久美の結婚について・・・・・久美は義男さんと結婚したいの・・・・久美を義男さんのお嫁さんにして欲しいの・・・・・』

久美が突然言い出した話は、驚くものだった。が、久美は躊躇いも無く、強引に義男に迫った。
『僕と結婚?それは無理だよ・・・身分が違いすぎて・・・社長が許可する訳がないよ・・・・』
『いつも義男さんは身分が違うと言うでしょ・・・久美はただの一人の女よ・・・義男さんを好きな一人の女よ。身分なんか言わないで・・・・身分が違うと考えている義男さんからは、絶対にプロポーズしてくれないと思ったから、久美が逆プロポーズをする事を決心したの、ちょっと恥かしかったけど・・・・』
『社長が認める訳がないよ・・・社長にお会いしても怒られるのが関の山だよ・・・・社長に怒られる僕が可愛そうだろ?』
『大丈夫・・・義男さんのことを、もう父には話してあるから・・・』
『ええ!社長に話したの・・・・』
『だって、久美は義男さんを結婚相手として付き合って来た積りだもん・・・・・』
『急にそんな事言われても・・・・』

義男は絶句した。こんな話が突然起こるとは想像も出来なかった。

『義男さんは久美を嫌い?嫌われているのなら仕方ないけど・・・・・久美は義男さんが大好き。久美は義男さんと一緒になりたいの・・・』
『ところで、社長は何と言ったの?』
『久美の好きな男だったら一度会う、と言ってくれたわ・・・・だから義男さんの都合の良い日に父に会って欲しいの・・・・』

久美の態度に、引き下がる気配は全く感じられなかった。義男が受け入れる事を強引に要求していた。

【この話が進み出したら取り返しのつかない事が起る。里香の事もある。久美を可愛く思うが、今の自分には、すぐ返事の出きる簡単な問題じゃ無い。じっくり考える必要がある・・・・・】
義男は里香の存在を中心に、先に解決すべき問題を抱えていた。

『久美、2〜3日考える時間を頂戴よ・・・・』
『うん、いいわよ・・・だけど、父に会わないと言う話は無しよ・・・』
義男は雁字搦めになっている自分を感じながら、今日を逃れるのに必死だった。

『2〜3日待ってるから、今度は義男さんからメールを頂戴ね?』

義男は2〜3日の余裕しかない事に切迫感を覚えながら、とりあえず今日のところは逃れた。

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